破裂を予防しよう
破裂を予防しよう
腹部大動脈瘤になりやすい人
大動脈瘤の発生には、動脈硬化が強く関係していると考えられていますが、それだけではありません。
さまざまな報告によると、男性は女性の5倍の有病率があり、特に60歳以上になると増加することがわかっています。また、喫煙習慣や高血圧、家族歴がある人も腹部大動脈瘤になる可能性が高いといわれています。
腹部大動脈瘤のリスク因子
- 高血圧
- 60歳以上
- 男性
- 家族歴
- アテローム性動脈硬化症の既往歴
- 喫煙者又は喫煙歴
胸部大動脈瘤になりやすい人
次の条件が当てはまる人はTAAを発症する可能性が高くなります。
- 年齢50歳以上である
- 男性である
- 血圧が高い
- 喫煙者である
- 家族にTAA患者がいる
胸部大動脈解離になりやすい人
次の条件が当てはまる人は解離を発症する可能性が高くなります。
- 年齢50~70歳である
- 男性である
- 血圧が高い
- 喫煙者である
- マルファン症候群(又はその他の結合組織病)患者である
腹部エコー検査を受けよう
腹部大動脈瘤は、破裂した多くの場合で死に至る恐ろしい病気ですが、破裂する前に適切な治療を行えば、破裂を回避することができます。
腹部大動脈瘤が大きくなっていくと、お腹が張ったような感じがしたり、腰が痛くなることがありますが、多くの場合、破裂するまではほとんど自覚症状がありません。
早期に発見するためには、腹部エコーや触診、CTなどの定期的な検査を受けることが大切です。